ITADAKI 〜Vo. 4~

独自の文化・伝統、そこに根付く人の想いを届けるべく誕生した『いただき燈』。
その考えと共鳴した、様々なシーンで活躍する方々のインタビューをお届けする連載企画『ITADAKI』。
第四弾では、元Wリーグプレイヤー【吉田舞衣】を迎えて。

小学生でバスケットボールと出会い、八雲学園・拓殖大学を経てWリーグへ。
日本代表として世界の舞台にも立った彼女に、競技と向き合い続けた日々、そして引退を経て歩み始めた“新たな挑戦”について伺いました。
コートで積み重ねてきた想いと、これから目指す未来をお届けします。

【吉田 舞衣】 @14___liz
1998年生まれ、神奈川県出身の元Wリーグプレイヤー。
八雲学園中・高、拓殖大学を経てシャンソンVマジックに加入。
スモールフォワードとしてプレーし、2022年にはFIBA女子ワールドカップ日本代表にも選出された。
2025年シーズンをもって現役を引退。
現在は新たなステージで、スポーツや人を支える活動に挑戦している。

<引退の決断>
とにかく強くありたい——そんな思い込みで張りつめていた日々でした。
引退を発表したとき、ふっと力が抜けるような、今までにない不思議な感覚に包まれました。
そして、これまでの歩みを支え、応援してくださっていた方の多さを知り、心から嬉しく、胸が熱くなりました。

<新しい働き方>
競技を離れても、「誰かの力になりたい」という軸は変わっていません。
職業は違っても、その想いを形にするために、一つひとつの仕事と丁寧に向き合いながら日々を過ごしています。

<現役で培った力が、今の私を支えている>
長くチームスポーツに向き合ってきたからこそ身についた“協調性”と“忍耐力”。
まずは周りの声に耳を傾ける姿勢、そしてどんな場面でもやり切る粘り強さは、今の仕事でも大きな支えになっています。

<新しい環境で感じる難しさと、自分との向き合い方>
完璧を求めてしまう性格は簡単には変えられず、初めてのことが思うようにいかないとき、自分を許せない瞬間があります。
それでも、もっと学び、もっと成長したいという原動力にもなり、新しい知識や技術を身につける意欲を強くしてくれています。

<生活の変化と、“食”との新しい関係性>
現役時代は食事を管理していただく環境があったからこそ、すべてを自分で選ぶ生活に変わった今は、“食べること”とより深く向き合うようになりました。
運動量が減った分、自分の体の声に耳を澄ませながら、これまでとは違うバランスで生活を整えています。

<挑戦する人へ>
毎日が順調とは限りません。
うまくいかない日があっても、自分を責めすぎず、ときには甘やかしながら進んでほしい。
挑戦しているというだけで、本当に素晴らしいことです。
これからもお互いに前を向きながら、ゆっくりでも一歩ずつ進んでいきましょう。